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これからの暮らしの知恵

【浅川淑子(あさかわよしこ)プロフィール】

ライフスタイル関連の記事を得意とするフリーランスライター&編集者。北欧の環境教育プログラムを推進する団体や、親子向けの食育団体の運営にも携わり、都会ならではの自然にやさしい生活スタイルを提案。2012年7月発行の編著「トマトレシピ」(新星出版社)が好評発売中!

  
投稿者 : admin 投稿日時: 2014-08-29 09:57:14 (249 ヒット)

例年残暑が厳しいこの時期ですが、
今週は秋のようなお天気に一変。
夏の終わりを感じさせますね。

さて、今年の夏は週末のたびに出歩き、
奥多摩で川遊び、鴨川で海水浴、軽井沢で高原散策と、
見事に川、海、山と自然を制覇! 
決して贅沢な旅ではありませんでしたが、
我ながらアクティブに動いた夏になりました。

なかでも、いつもと違う経験だったのが奥多摩での「サバイバルキャンプ」。
学生時代の友人が毎年10人ほどの仲間を集めて開いているもので、
これまでは娘が小さかったために遠慮していましたが、
娘は6歳にもなり俄然乗り気。
少し前までは泥や土すら嫌がる悪い意味での都会っ子でしたが、
ようやく自然への好奇心も芽生えたようでした。

この「サバイバルキャンプ」、普通と何が違うといえば、
市販のテントも、バーベキューセットも、コンロも使わずに、
自分たちの知恵を使っていかに快適な一夜を過ごせるか試すもの。
キャンプ好きだった学生のノリで今に至ったものではありますが、
参加者の顔ぶれは、今や会社経営者やプロの音楽家、料理人、教員など、
さまざまな業界で活躍する元若者たち。
アイデアの豊かさは若かりし頃の比ではありません。

まずは近くの100円ショップに集合し、使えそうなものを各自購入。
キャンプ場に着くと、持参した5mほどのブルーシートを天井代わりに、
100円ショップで購入した竿とペグを組み立て、
周囲には小さめのブルーシートを張り付けてテントを完成。
その出来栄えはといえば、大人が悠々と歩ける十分な高さと広さである上、
ところどころにビニール傘を埋め込んで窓代わりにし、
夜でもテントから星を眺められるというアイデア作。
他の家族や団体からは一見怪しまれた様子もありましたが、
十分快適な夜を過ごすことができました。

また、調理は、木製の火起こしを使って火をつけ、
鍋代わりの空缶や100円ショップの網、最低限の大きさの鍋のみを使い、
限られた食材と調味料を駆使して
バーベキューも、リゾットも、パスタも、白米も、
なかなかの味を堪能できました。

2日目には、午前中から川遊びもろくにせずにピザの仕込み。
工作班は、段ボールとアルミホイルでピザ釜を作りつつ、
調理班は、パン作りが好きな私を筆頭に、
キャンプ場の炊事場を大々的にアルコール除菌して、
2kgの粉を使って本格的に生地を成形していきました。
やがて、ピザだけでは飽き足りず、さまざまな形のパンも登場。
キャンプ場での調理とは思えぬ完成度も満足度も高いものとなりました。

最近は、キャンプ場やバーベキュー場への出張サービスも充実し、
お金さえ出せば手ぶらで快適に楽しめる場所もたくさんあります。
しかし、そもそも自然で遊ぶことの醍醐味は、
日常の便利さとは離れた世界で、無から生み出せる何かがあることでしょう。
豊かすぎない環境から生まれる豊かなアイデア、
これもまた、生活に欠かせない知恵だと思えた真夏の週末でした。


投稿者 : admin 投稿日時: 2014-04-30 16:23:08 (411 ヒット)

先日、友人から誘いを受け、
ドライフラワーのアレンジメントを体験してきました。
講師にあたるのは、都内で南フランスの古道具や
ドライフラワーを販売する「ル・ミディ」の小林さん。
独自のセンスがあり、大変人気がある講座だそうです。

その日用意されていた花材は、春らしく黄色いミモザを中心に、
淡いグリーンのドライリーフや、渋い色合いの珍しい木の実が数種。
英字新聞が入れられた20cm四方のフォトフレームをキャンバスに、
乏しい感性を最大限生かすべく、バランスよく仕上げていきます。

いざスタートしてみると、
渡された花材は、花や葉、実のつき方がどれもばらばら。
自然のものなのだから当然なのですが、
見本と似せようにも忠実に再現することは不可能で、
どのようなバランスにするか、各自の力量が試されます。

まわりを見ると、私を含めてみなさま初心者のはずなのに、
大胆にアレンジして自由な発想力で組み立てていかれている方が多数。
私はといえば、発想力の乏しさなのか、大胆さに欠けるからなのか、
見本を何度も見ながら似たように組み立てるのがやっとでした。

でも、すでにセレクトされた花材のセンスが抜群だからか、
できあがりは、我ながら、まずまず。
手作業でペイントされたというオリジナルフレームに
立体的にドライフラワーが組み立てられ、
自宅の一角に飾ると、そこまわりだけ一気にフレンチテイストに!
春らしい淡い色合いがなんとも心地よく、
一度飾れば水やりをしなくても長持ちするという気軽さもあり、
ドライフラワーの魅力にすっかりはまってしまいました。

考えてみれば、日常の生活に花を飾るだけでそれだけで華やぎ、
空間に彩りをもたらしてくれます。
……とはわかっていても、エアプランツ(水やり不要の植物)でさえも
枯らしてしまうほど、植物を育てるのが苦手な私。

生花を生活に取り入れることは、はなからあきらめていましたが、
水やりも不要で、独特のぬくもりを与えてくれるドライフラワーは
世話下手の私にとって何よりの味方にも感じられました。
背伸びせずとも、生活に彩を添える知恵を学ぶことのできた、
そんな春の一日でした。


投稿者 : admin 投稿日時: 2014-03-31 18:13:24 (411 ヒット)

先日、春を前にさっぱりしようと美容院に行った帰り道のこと。
普段なら素通りしてしまうようなものについ、目が奪われてしまいました。
それは、本つげの櫛。
「つげのくし」といえば、童謡「子ぎつね」の歌詞で耳にするぐらいで、
自分の生活に必要なものだと意識したことはありませんでした。
しかし、カラーリングによるダメージヘアを気にした後だったのか、
ちらりと見たが最後、釘づけになってしまいました。

この日、目にしたのは、名古屋から出張販売していた櫛留商店のもの。
相撲界や歌舞伎界の方々にも愛用されているという、
日本古来の伝統を受け継いだ品です。
同店3代目という職人の方の説明によると、
つげ材の櫛は静電気が起きないので髪にやさしいばかりでなく、
櫛先が適度に地肌を刺激して、マッサージ効果による美髪効果があるとのこと。
特に、「本つげ」と刻印のある国産のつげ材の櫛は丈夫さが自慢で、
髪の毛にもやさしく髪や地肌にもやさしいのだとか。

手にとってみると、適度なくしの厚みが手になじむ上、
とにかく手触りがなめらかでつるつる。
櫛と櫛の間も、手持ち部分と同様にていねいに磨かれているので、
そのおかげで髪の毛の櫛通りもなめらかになるのだということもうなずけます。
しかも、手作業で作られる同店の櫛は、5年から10年もの歳月を経ているのだそう!

・・・次々と重ねられるテレビショッピングのような謳い文句に引き寄せられた上、
極めつけは、30年以上経ったというアメ色に変化した櫛を見せられたときでした。
「毎日大事にお手入れすれば、数十年はもつことができますよ」との一言で、
ついに決断。
私の髪質に合う一本をおすすめしてもらい、
櫛とは思えぬ価格帯の品を購入してしまいました。

買うと決めたその瞬間は、上質なものに出会えたといううれしさ反面、
衝動買い後のなんともいえないうしろめたさもあったのは事実。
しかし、商品を渡されるとき、職人の方に
「一生の宝物と思って大事にしてくださいね」との言葉に、
値段以上の価値を見出すことができた気がしました。

というのも、普段の生活でこれまで買ってきたものといえば、
日常の消耗品や、長くても数年しかもたない衣類や服飾品、電気製品ばかり。
長く使えると思って手に入れたやや背伸びしたジュエリーでも、
使う場面が限られたり、趣味が変わったりで、つい持ち腐れてしまっており、
毎日使うもののなかに「一生モノ」といえる品は、ほぼありません。

値段の問題ではありませんが、本当に宝物と思える品に出会えたことで、
ものを大切に扱う気持ちを今一度見直せた上、
毎日のお手入れ時間を贅沢な時間に変えることができたような気がします。

それに、ひそかに楽しみなのは、自分の髪の毛以上に、
5歳の娘の髪の毛も、この櫛でお手入れできること。
これまでは、毎朝寝ぐせでからみあった娘の髪を、
ホテルのアメニティでもらったようなプラスチックのブラシで、
無理やり引っ張って結んでは、嫌がられたこともしばしば。
しかし、娘と櫛の使い心地を分かちあうことで、
外出前のバタバタした時間であっても、そのときばかりはゆとりを持って
髪を結ってあげようという親心が芽生えてきたのもよい収穫となりました。

使うたびに持ち手や櫛部分を布で拭き、
数日に一度は櫛の間を歯ブラシなどで掃除するという手間が必要ではありますが、
その分、これから先、何十年もの間使っていくなかで、
さまざまなストーリーが刻まれていくかと思うと、
毎日のヘアケアタイムが楽しくなってきます。

つげの櫛自体を取り入れるかどうかは個人の好みの問題ではありますが、
毎日使うものだからこそ、一生モノを取り入れてみる、ということに、
昔からの日本で大切にされた暮らしの知恵があるように思えました。


投稿者 : admin 投稿日時: 2014-03-04 14:42:58 (436 ヒット)

現在の家に住み始めてから気付くと早4年余り。新築だったはずの室内は、ところどころ
にフローリングの傷が目立つようになり、壁や床面などにも蓄積された汚れが……。
さらには、ある程度の統一感を持って買いそろえた家具も、アイテムが増えたことで
微妙な違いが目立ち、どこか居心地の悪さを感じるようになってきました。

そこで昨年から検討し始めたのが、我が家のプチリフォーム。海外のインテリア雑誌
などを見ると、室内に何かしら手を加え、居心地のよい空間を作っているケースが多々
紹介されています。特に違うのが、壁。日本の多くの家の壁は白がほとんどですが、
欧米の家の中はパステル系やアースカラー、ヴィヴィッドな色など、場所に応じて見事に
トーンを使い分け、個性豊かに室内を彩っています。

そんなことから、我が家もいつか家の壁を「塗る」ことを理想としていたのですが、先日、
とある雑誌に輸入壁紙専門店の記事があることを発見。壁紙を「貼る」という技が素人に
できるとは思っていなかったため、一般向けの実店舗がある恵比寿へ、まずは様子を見に
行ってきました。

その名も「WALPA」という専門店は、マンションの1階にあり、古い木目を生かした
インテリアでヴィンテージ感たっぷり。店内の棚には、ロールになった壁紙がずらりと
並んであり、ポップなパターンや、ヨーロピアンテイストのフラワーモチーフ、それに
木目調のヴィンテージテイストなど、さまざまなイメージのアイテムが所狭しと並んで
います。

そのほか、壁紙を模した壁面の大型サンプルには、スターウォーズのヨーダの顔がど
アップになったデザイン(!)や、メタリックな壁紙、明るい木立の写真風壁紙など、
壁の大きさを生かした大胆なデザインのものも見受けられました。

しかし、天井から床まで高さがあり、大きな壁面ともなると、素人が貼るのは相当の技
術力や人手が必要なのでは? との疑問も。若い女性スタッフの方に聞いてみると、
「女性ひとりでもできますよ」との思わぬ回答! てっきり、大人数名を動員し、壁紙
を曲がらないようにぴっちり抑えながら貼ると思っていたので、「自分一人でも部屋の
壁を気分によって張り替えています」との話は驚きであると同時に、「貼る」ことを
一気に身近な存在に感じさせてくれました。

さらに、店内の中央に、木製の味のあるアンティークテーブルが置いてあるかと思えば、
実はそれはテーブルの天板に壁紙を貼りつたもの。つまり、アンティークの木目とおぼ
しきものは、単なる壁紙の柄に過ぎなかったのです。椅子も同様に、木でできた座面に
壁紙を張って、レトロな花柄の椅子に変身。用途に応じて、上にコーティングのニスを
塗る必要はあるというものの、壁以外へ壁紙を応用ができるとは新たな発見でした。
この方法なら、我が家にある統一感にいまひとつ欠ける複数の家具も、似たテイストの
壁紙を貼り付けてコーディネートして再生できるのでは、と。

壁のみならず、家具まで雰囲気を変化させることができる壁紙の力。そういえば、日本
の障子やふすまも、もとは紙の力を生かしたインテリアなのですから、日本人にとって
紙の力で空間を変えるということは、なじみのあることなのですね。優柔不断な私にと
って、「塗る」にせよ「貼る」にせよ、膨大なサンプルから選ぶのに相当の時間を要し
そうですが、選ぶ時間もまた、楽しくなりそうです。壁紙を通して、これからの暮らし
に役立てたい「知恵」をまたひとつ手に入れた気がしました。

※WALPAウェブサイト:http://walpa.jp/


投稿者 : admin 投稿日時: 2014-01-27 12:03:22 (419 ヒット)

2014年がスタートしてまもなく1カ月。
遅ればせながら、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年から早く1月にならないかと待ちわびていた私。その理由は、
自家製の「手前味噌」を味わえる時期になるからです。その味噌は、昨
年3月、私がかれこれ10年以上不定期に参加してきた長野での農作業体験
ツアーでつくったもの。数カ月の熟成期間を経て、おいしく味わえる目
安が「1月ごろから」と言われていたのです。

味噌作りといえば、最近は自宅でも簡単に作れるように、大豆・麹・保
存容器など、必要なものがすべてセットになったものが市販されていま
す。しかし、私が体験したのは、農家の軒先で行う昔ながらの味噌作り。
大人がすっぽり入ってしまいそうな巨大なお釜で数十キロもの大豆を一
度に炊いた後に、専用の道具で大豆をつぶし、10人以上の人手で大豆と
麹・塩を混ぜ込んでいくという、古くからの製法です。

農家の方々は、各自10〜20キロ近くを専用樽に仕込んで持ち帰っていま
したが、私は体験として2キロ分をポリ容器に入れて持ち帰らせてもらい
ました。熟成場所は、家の中でもやや温かめの場所。空気に触れるとカ
ビが生える恐れがあるため、「熟成期間が終わるまでは開けないように」
との注意をいただき、数カ月ほぼ忘れたように放置していました。

そして1月になった先日。ついに開けるタイミングだと、厳重にビニール
袋に包んでいた容器を少しずつ解き放つと、次第に味噌のたまらなくい
い香りが漂ってきています。容器を開けるときには「カビが生えていま
せんように」と思わず祈るような気持ちでしたが、実際に見てみると、
わずかに白カビが発生してはいたものの、特に甚大な被害はなし! 
赤味噌に近いコクのある見事な味噌ができあがっていたのを見て、私も、
一緒に体験した娘も大喜びでした。

味わってみると、自分たちの手で作った味噌ですから、それはもちろん
格別の味! 毎日の味噌汁作りにも、今までと一段と気合いが入るよう
になりました。以前は、だしとしていりこなどを適当に投入していただけ
でしたが、以前、懐石料理の教室で教わった方法を再び見返し、昆布と
かつおぶしで丁寧に一番だしを取るように。入れる具材を考えるのにも
力が入るようになって、「たかが味噌汁、されど味噌汁」と、得意料理
でもできたような気分で味噌汁作りを行っています。

和食が文化遺産に登録されたことをきっかけに、「だし」や「みそ」など、
日本ならではの素材の見直しが各地で始まっているようですが、今回の味
噌作りを体験し、身近な食材を一から作りあげる体験を行うことで、自分
たちの普段の食生活に気を使うことができるようになったことが最大の収
穫だと思わせられました。娘にもその姿勢は伝わっているようで、私が味
噌汁を丁寧に作り始めたことに気付いたのか「今日はちゃんとおだし取っ
た?」などチェックまでするように……。家庭内チェックが厳しくなり、
手を抜けなくなってしまいましたが、手をかけた分、娘も最後まで味わっ
てくれるようになったのは、思わぬ収穫でした。

今年は残念ながら、長野まで味噌を仕込みに行くことができないのですが、
代わりに、私がかかわっている食の団体で、親子向けに味噌作り講座を企
画しています。昨年は「農家の軒先で、長い間続いた方法で作ることこそ
味噌作りの醍醐味! 」だと思っていましたが、たとえ都会の調理場で作
る方法でも、一から作るという体験は同じです。大切なのは、まずはどん
な手段であれ、身近なものの作り方を知り、実際に味わってみることでは
ないでしょうか。そうすることで違う視点を得ることができ、毎日の食生
活も豊かになるはずです。

手前味噌の仕込みは、これから温かくなる前の3月ごろが適当なよう。完全
無添加の味噌作り、とにかくできあがりは絶品(!)なので、ぜひ、みな
さまにも挑戦していただきたいです。


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